J1清水 脱炭素推進 静岡大が行程表づくり支援
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスの山室晋也社長が23日、静岡市駿河区の静岡大を訪れ、脱炭素社会の推進を目指してクラブが取り組む「ゼロカーボン・プロジェクト」で同大と連携していくことを日詰一幸学長と確認した。

エスパルスは昨年11月、地球に優しいスタジアムづくりやファン・サポーターとの環境問題への取り組みなどを掲げた「ゼロカーボンプロスポーツクラブ宣言」を発表。具体的な活動内容の策定に向けて、つながりの深い同大に支援を依頼することとした。
山室社長が協力を求めたのは①エスパルスの活動で排出される温室効果ガスの算定②2050年に排出量をゼロにするための行程表づくり③プロジェクトの点検・評価―の3項目。日詰学長は「本学も力を入れたい分野。連携できるのはありがたい」と快諾した。
気候変動対策を研究する教員で組織する同大の「カーボンニュートラル推進チーム」が中心となって依頼に対応する。まずはエスパルスの昨年の排出量を算出し、実施内容を定めていく。進行状況はエスパルスのホームページ内の特設サイトで公表する。