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新種の化石、最古の肉食動物か 英ブリストル大などの研究チームが発見

 5億1800万年以上前のカンブリア紀前期の海に生息していた新種の肉食動物の化石を、英ブリストル大などの研究チームがグリーンランド北部の地層で発見した。最古の肉食動物の可能性があり、ラテン語で「恐怖の獣」を意味する学名が付けられた。

(左)最古の肉食動物の可能性がある化石(Jakob Vinther提供)(右)遊泳する姿の想像図(Bob Nicholls/@BobNichollsArt提供)
(左)最古の肉食動物の可能性がある化石(Jakob Vinther提供)(右)遊泳する姿の想像図(Bob Nicholls/@BobNichollsArt提供)

 化石は13点見つかり、体の両側にあるひれと頭部の2本の長い触角、大きな顎が特徴。体長30センチ以上に成長し、当時の海で最大級の遊泳動物だった。食物連鎖の頂点にいたと推測され、消化管には捕食した節足動物の残骸があった。大きさは異なるが、現在の肉食性プランクトンに近い種だと考えられる。
 チームは「他グループに取って代わられるまで1000万~1500万年間の“王朝”を築いていたのだろう」としている。

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