上川外相メッセーシ゛「誰一人取り残さない社会を」 紛争、災害から 上川外相メッセーシ゛ 省HP
上川陽子外相(衆院静岡1区)は8日の「国際女性デー」に合わせ、外務省ホームページにビデオメッセージを公開した。国際社会では女性への差別と暴力が存在し、特に紛争や災害時には深刻な被害が及ぶと懸念。国際女性デーは行動を呼びかける日でもあるとして「戦争、紛争のない世界、誰一人取り残さない社会の実現に向けて、共に歩んでいこう」と訴えた。
上川氏は、国際女性デーのシンボルであるミモザの花のブローチを着けて登場した。1月に訪問したウクライナとポーランドで、ロシアの侵攻により避難生活を余儀なくされる女性や子どもの生活を目の当たりにしたと説明。「家族や地域社会の再統合をもたらさなければならないと決意した」と振り返った。
平和構築や災害復興の過程で女性が主導的役割を果たす「女性・平和・安全保障(WPS)」の普及に努めているとし「WPSの視点を生かした外交を進めることが、私に課せられた使命の一つだ」と語った。