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絶滅危惧種「ベッコウトンボ」羽化確認 磐田・桶ケ谷沼

 磐田市岩井の桶ケ谷沼で18日までに、環境省の絶滅危惧種に指定されている希少種「ベッコウトンボ」の今季初となる羽化が確認された。

羽化したベッコウトンボ=磐田市岩井(市提供)
羽化したベッコウトンボ=磐田市岩井(市提供)

 市環境課によると17日午前10時ごろ、地元住民などでつくる保護団体「桶ケ谷沼自然環境保全地域管理運営委員会」が保全活動に取り組んでいる沼の南部で、磐田市の高齢男性が見つけた。3月中の確認は11年連続。地球温暖化などの影響で、羽化が年々早まる傾向にあるという。羽化は4月下旬まで続く見込み。
 ベッコウトンボの生息地は国内数カ所で、同市は日本最東端。桶ケ谷沼では、県内で確認されているトンボの種類の3分の2、国内の3分の1に当たる71種が生息している。

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