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テーマ : 動物・ペット

ゾウの「シャンティ」骨格標本製作へ 12月に展示予定 日本平動物園

 静岡市駿河区の日本平動物園は2023年度、22年5月に53歳で死んだ雌のアジアゾウ「シャンティ」の骨格標本を製作し、同園ビジターセンターで展示を始める。骨格のレプリカも製作し、教育用としても活用する方針で、竹下秀人園長は「動物園の新しいシンボルになれば」と話す。静岡市が15日に発表した23年度一般会計当初予算案に事業費約2千万円を盛り込んだ。

53歳で死んだアジアゾウの「シャンティ」
53歳で死んだアジアゾウの「シャンティ」

 シャンティは1969年にインドで生まれ、翌70年に来園した。子どものころは静岡まつりや静岡浅間神社の初詣に登場するなど、50年以上にわたり市民の人気者だったが、昨年5月、老衰で死んだ。
 同動物園によると、ゾウの骨格標本は名古屋市の東山動植物園で公開されているが、全国的には珍しい展示という。現在は死骸から骨格を取り出す作業を進めていて、終わり次第組み立てに着手し、2023年12月にも展示を始める予定。3Dスキャンで骨格のデータも収集し、レプリカを製作して出張講座などにも活用する。
 竹下園長は「飼育中のアジアゾウのダンボと骨格標本が両方見られる。生きている姿と標本を比較してほしい」と話している。

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