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テーマ : 動物・ペット

アカウミガメの産卵を確認 浜松市南区の遠州灘海岸

 浜松市南区を拠点に活動するNPO法人「サンクチュアリエヌピーオー」が30日早朝、同区の遠州灘海岸でアカウミガメの産卵を確認した。市内では今年初めて。地中から掘り出した卵136個は盗掘や外敵から守るため、海岸の保護柵内に埋め直した。

遠州灘海岸で確認されたアカウミガメの巣穴と卵(NPO法人サンクチュアリエヌピーオー提供)
遠州灘海岸で確認されたアカウミガメの巣穴と卵(NPO法人サンクチュアリエヌピーオー提供)

 同日午前5時半ごろ、同NPOの保護調査員が同区新橋町南側の海岸で、卵が産み落とされているのを見つけた。例年、5月20日前後に初産卵が確認され、8月末ごろまでに計2万個以上が見つかるという。今年は昨年より1日遅かった。2カ月ほどでふ化し、子ガメは遠州灘に放流する。
 遠州灘海岸一帯では25日に袋井市で、26日には磐田市でも産卵が確認されている。同NPO事業部長の馬塚晴之さん(75)は「ウミガメは暗く静かで、きれいな海岸に卵を産みつける。産卵に適した環境づくりを進めたい」と話した。

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