駿河湾などの新種2種紹介 静岡・東海大海洋科学博物館
静岡市清水区の東海大海洋科学博物館1階でこのほど、駿河湾などで新たに見つかった「フジコンニャクウオ」(約10センチ)と「ヤッコカンザシ」(約5ミリ)の標本展示が始まった。2種類の新種に関するパネル展示も見ることができる。
フジコンニャクウオは、東海大海洋研究所の村崎謙太助教らの研究グループが駿河湾から採集した標本に基づき新種として報告した。村崎助教に標本を提供した学芸員の名が学名となっている。
ヤッコカンザシは日本沿岸で最も個体数が多いゴカイ類の一種。相模湾などで採集した標本を同大海洋学部の田中克彦准教授らのグループが分析した結果、日本産のヤッコカンザシは太平洋などに広く分布する種とは異なることが分かった。
展示は今月28日までの予定。