幼い3羽仲良く雨宿り 静岡市の神社に「アオバズク」
静岡市内の神社でフクロウ科の夏鳥アオバズクの幼鳥が、親鳥に見守られながら成長している。10日ごろに巣立ったとみられる。
14日は3羽の幼鳥が激しい雨に耐えるように体を丸め、枝の上でじっとたたずんでいた。小降りになると、ひょっこりと顔を上げ、体を震わせて水を払い、羽繕いをする様子が見られた。親鳥は近くの枝から見守り、カラスが近づくと、激しく追い払った。
幼鳥は“狩り”の仕方などを学びながら、渡りの時期を迎える。秋ごろには、越冬地の東南アジアに向けて徐々に南下する。
(浜松総局・二神亨)