コサメビタキ「秋の渡り」 旅鳥エゾビタキも【動画あり】
秋の気配が進む公園で、スズメほどの体長の小鳥がせわしく、木々の間を飛び交っていた。枝に止まり、大きな目できょろきょろする姿が愛らしい。「秋の渡り」で夏鳥のコサメビタキ(スズメ目ヒタキ科)が、浜松市街に飛来した。
全長約13センチ。体の上面は灰褐色、下面は白色で胸から脇に淡い縦斑がある。眼先とアイリングが白く、くちばしの基部が橙黄色をしている。
15日は、ハチやガを飛びながら捕らえたり、枝の上で地鳴きをしたりする様子が見られた。
近くには、よく似た外観のエゾビタキも。エゾビタキは日本以北で繁殖する旅鳥。全長は約15センチ、下面は白色で、胸から脇に明瞭な黒い縦斑を持つ。
(浜松総局・二神亨)