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テーマ : 動物・ペット

竜洋昆虫自然観察公園 新種ゴキブリ国内初の展示 職員発見

 磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園職員の柳沢静磨さん(27)が参加する研究チームが2021年6月に発表した新種のゴキブリ「ベニエリルリゴキブリ」の展示が、同園で始まった。生体や標本を飾っている。展示は国内で初めて。

新種のベニエリルリゴキブリの標本を見せる柳沢さん=磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園
新種のベニエリルリゴキブリの標本を見せる柳沢さん=磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園
「ベニエリルリゴキブリ」
「ベニエリルリゴキブリ」
新種のベニエリルリゴキブリの標本を見せる柳沢さん=磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園
「ベニエリルリゴキブリ」

 新種のゴキブリは沖縄県の宮古島列島宮古島で見つかった。全長約1・5センチ。昼行性とみられ、瑠璃色の羽に赤い帯模様がある美しい姿が特徴。同園で繁殖させた個体数匹のほか、新種の概要を紹介するパネルも設けた。
 同種は生息環境が限られていて絶滅の危機にひんしている可能性があるという。柳沢さんは「ゴキブリは嫌われ者だが、生態系の中で重要な役割を担っている。生物の多様性や保全について考えるきっかけにしてほしい」と話した。
 同園はオスとメスの特徴を併せ持つ雌雄モザイクの「トルキスタンゴキブリ」の生体も展示している。

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