水面に漂うオシドリ 羽毛鮮やか 掛川で越冬【動画あり】
掛川市でオシドリが越冬している。池辺の木の影で赤やオレンジ、緑色の羽毛の水鳥の群れがひっそりと漂う。
25日は、雌雄合わせて10羽ほどが群れをなし、目を閉じて休んだり、水中に顔を何度も突っ込んで毛繕いをしたりしていた。
カモ科のオシドリの体長は約45センチ。雄は繁殖期に向け鮮やかな姿に換羽し、背中の両側にはイチョウ羽と呼ばれるオレンジ色の風切羽が生える。雌は全体に灰褐色の羽毛に覆われている。
主に中国東北部や朝鮮半島、北日本で繁殖する。県内では夏季に山間部の渓流で生息し、冬季は低地の河川や湖沼などで越冬する。