最近商店街が復活しているという話に呼ばれるようになりました。清水駅前銀商店街に空き店舗を改装した子どもの遊び場「ビバしみず」が誕生しました。木のおもちゃがいっぱいのスペースです。運営している新谷琴美さんは公募で選ばれた乾物店「蒲原屋」の三代目でもあります。驚いたことに新谷さんに店を譲った二代目の金子さんは隣に「キッチン蒲原」という惣菜店を開いていました。新旧取り交ぜて元気になって来た商店街です。
全国梅干しコンクールで入賞した梅工房おおいしの梅干しを作っている大石富佐子さん。67歳から梅のビジネスで起業しました。島田市伊太はおいしい梅の採れるところ、中でも八房梅(やつふさうめ)は肉厚で水分が少なく梅干しやシロップ漬けに最適だそうです。梅林が減って来た伊太をもう一度梅の力で元気にしたいと大石さんははりきっています。
森林教室の講師を務め伐採作業を見せているのは静岡市の林業家安池勘司さんです。町から近いところで森林を守っている人たちが働いていることを知って欲しいというのが願いです。町の人や子どもたちに近づくため家具作りで出た端材を使ったマスコットKAKERAくん作りのワークショップを開いています。KAKERAくんが誕生するまでの絵本も作りました。
最近はそう呼ばれるようになった静岡市の梅ケ島大代です。谷沿いに家が点在する村の一番高い茶畑にテラスが作られました。大工さんの指導を受け作ったのはこの地区に農業実習に入って18年という静岡大学農学部の学生たちです。初めてテラスに上ったシイタケ農家志村さんの感想は「お茶よりもビールが飲みてえな!」でした。静岡のマチュピチュのシンボルになるといいですね。
藤枝市の山あいにある幼稚園の跡で夏の間開かれているサマースクール。三年目となる今年のテーマは「サバイバル」です。アウトドアのインストラクター越山さんを講師に迎え子どもたちはナイフの使い方や火の起こし方を学びました。主催の渡村マイさんが子どもたちに体験して欲しかったのは生き残る力です。
富士宮の無医村地区に診療所を開いたのは山本竜隆医師。2万坪の土地に心と体を回復させる静養園と宿泊施設=日月倶楽部を作りました。西洋医学のみに頼らない健康の形を追求しています。山本さんは今年から月に一度施設の中で農学校を始めました。この日は森の中の菌を使って野菜を育てる「菌ちゃん農法」を考案者の吉田さんを招いて学びました。
ハンマーヘッドシャーク(シュモクザメ)の群れが海の中を流れて行きます。南伊豆町の弓ヶ浜から中上級ダイバーたちが船に乗って出かけていきます。8キロ15分の航海でたどり着くのが神子元島で、このあたりは黒潮が入って来てエサとなる魚が豊富にいるのでハンマーヘッドシャークがやってくるそうです。沖縄与那国島と並ぶスポットだとは知りませんでした。
静岡市の長田南小学校のこどもたちと広野海岸に出ました。海洋プラスチックごみと呼ばれるペットボトルなどを拾い集めました。これをバンダイ スピリッツがガンダムのプラモデルの原料に混ぜて成形していきました。こどもたちは教室でそのプラモデルを組み立てることでプラスチックごみが海や海岸を汚していること、新しいごみを出さないことを学ぶというプロジェクトです。
にか奴亭三助さんはセミプロの落語家です。元静岡県警二課の刑事、知能犯や暴力団と対峙して来ました。落語と同時に力を入れているのが若い人向けの講演です。「挨拶のできない奴は駄目だ」など最近聞くことのなかった昭和の親父の説教が新鮮です。
三島を舞台に高校生や大学生が制作をしている短編映画「川面に聴く」が8月3日、4日の上映に向け大詰めを迎えています。プロの指導を受けながら、演出、撮影、録音をし準備から後片付けまでがんばって来ました。三島の美しさを再発見し、それを世界に伝えたいという志の映画制作です。上映会は三島市民文化会館ゆぅゆぅホールです。