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テーマ : 議会しずおか

2万2000人ドーム型など3案 浜松新野球場 県絞り込み 県議会定例会

 静岡県議会2月定例会は27日、自民改革会議の河原崎聖氏(島田市・川根本町)とふじのくに県民クラブの田内浩之氏(湖西市)が代表質問を行った。森貴志副知事は浜松市の遠州灘海浜公園篠原地区に整備予定の新野球場について、基本計画に盛り込む球場の規模と構造を2万2千人の多目的ドーム型など3案に絞り込んだと明らかにした。事業費については言及しなかった。田内氏への答弁。

 ドーム型以外の2案はいずれも屋外型球場。規模は2万2千人と1万3千人で、近くで産卵するアカウミガメに影響を及ぼさないよう照明設備は設けない。
 ドーム型は天候に左右されず幅広いイベントが開催可能で、屋外型は建設コストを抑えられる利点がある。県は3月7日に始まる県議会建設委員会に3案を示す。議論が進展するかどうかが焦点。
 森副知事は大手ゼネコンなどの民間事業者や野球関係団体への聞き取りを重ねた結果、「野球場の規模は1万3千人以上が必要であることが分かった」と説明。「素案をたたき台に本議会で議論いただき、パブリックコメント(意見公募)を実施した上で、来年度速やかに成案として基本計画を取りまとめていく」と述べた。
 県の2022年度時点の算定では、野球場単体の概算事業費は2万2千人のドーム型が370億円、2万2千人の屋外型(盛り土構造)が100億円、1万3千人の屋外型(同)が70億円。ただ、建設資材の高騰などの影響で、事業費はさらに膨らむ可能性がある。
 森副知事は整備予定地周辺のまちづくりを考慮し、公園施設としてスケートボードやBMXといった都市型スポーツ広場や合宿所を基本計画に盛り込む方針も示した。
 (政治部・森田憲吾)

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