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テーマ : 議会しずおか

電力安定供給網 整備助成 清水港日の出 エネルギー地産地消 静岡県議会

 川勝平太知事はエネルギーの安定供給に向けた新たな取り組みとして、2024年度、太陽光発電設備と蓄電池を組み合わせた電力供給網「地域マイクログリッド」を構築する事業者を支援する方針を示した。静岡県は、再生可能エネルギーの有効活用と、産業構造を転換するグリーントランスフォーメーション(GX)実現に向けた先進事例と位置づけている。河原崎氏への答弁。
 地域マイクログリッドは、再生可能エネルギー由来の発電設備と電力消費施設を一定区域でまとめ、エネルギーの地産地消を行う仕組み。災害時に大規模停電が起きても、区域内の電力を自立して供給できる。
 県は24年度当初予算案に、清水港日の出地区で民間事業者が計画している地域マイクログリッド構築に対する助成金として2千万円を計上している。エネルギー政策課によると、マイクログリッドの対象エリアには、静岡市指定の防災施設でもある清水マリンビルがあり、災害時の機能維持が期待される。
 県は30年度までに再生可能エネルギーの導入量を19年度の1・7倍に増やす目標を掲げている。川勝知事は「再エネの導入拡大を積極的に進め、国際情勢の影響を受けにくいエネルギー源の確保を目指す」と述べた。

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