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テーマ : 議会しずおか

中部首長会議 欠席で論戦 自民「政務優先」知事「支障なし」 静岡県議会定例会

 27日の静岡県議会2月定例会代表質問では、能登半島地震を受けて1月4日にリモート開催された中部9県1市の首長会議を川勝平太知事が欠席した問題について論戦が交わされた。「(危機管理監の)代理出席で支障はなかった」と従来の主張を述べた知事に対し、自民の河原崎氏は「政務を優先した」と非難した。
 河原崎氏は「発生直後の会議は被災された県に寄り添う姿勢を確認する場。県の姿勢を伝えるのは、県民に選ばれた知事本人でなければならない」と指摘。静岡新聞社・静岡放送主催の新年のつどいを中座して、リモート会議にも参加できたと主張し、「公務のリモート会議より、県内政財界の主要人物が集う会への出席という政務を優先させた。責任者の資質を著しく欠くとの印象を県民に与えた」と糾弾した。
 知事は、会議は各県の情報共有が趣旨で代理出席可能だったと説明し、「被災地支援の実務を統括する事務方トップに会議を任せ、(自らは)公務として各界に被災地支援を求めるため、予定にあった新年のつどいに出席した。会議で話すべきことは事前に電話で石川県知事に伝えた」と答弁した。
 河原崎氏は「災害発生から72時間以内の時期に現場責任者の石川県知事に電話するのは失礼。負担をかけないのが常識的な判断だ。事務的な調整こそ危機管理監の職務だ」と追及した。

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