【川根本町教育長人事不同意】「たずねる会」欠席議員のコメント
川根本町議会３月定例会で新教育長の人事案が不同意となった議決を巡り町民有志らは２７日夜、「教育長人事について議員にたずねる会」を開催した。野口直次議員と佐々木直也議員が出席したが、他議員は欠席だった。町民有志は欠席した議員にも聞き取りを行い、同会で公表した。
欠席議員のコメントは次の通り。
【賛成】
中田隆幸議員 「本来ならこうした会はとても良いものだと考えているので出席したいが、事情があって参加できない。うまくバトンタッチしていけると思って賛成をした。人事案件については、議決の当日には討論できないというルールなので、全員協議会の場で話し合いを持つべきだ。反対の方は山下斉教育長に続投意思があるかもしれないというが、それならば全員協議会で聞くべきだったのにそれもなかった」
中野暉議員 「全員協議会、またはそれ以降、議員は質問など行うべきだった。議論もなしにいきなり反対、不同意という結果になったのはおかしいと思う。教育長不在はよくないことで、不安もわかる。子どもたちは悪くないので、迷惑をかけるのはもってのほかだが、これまでに作り上げた信頼関係や仕組みのなかで、教育委員会、校長、教員などがカバーしていけると思うので、突然子どもに不利益が及ぶことはないと思う」
【反対】
杉山広充議員 「（反対の理由は）教育問題全体をみて、総合的に判断した。具体的にはノーコメント」
大竹勝子議員 「（義務教育学校は）山下教育長が進めてきたことなので、経過がよくわかっている。続けてくれた方が子どもたちにとって良かったと思う。今交代する必要について、町長の説明が分かりにくかった。山下教育長と（新教育長候補だった）石原一則さんに違いがあって、反対したわけではない。これからも、子どもたちのためを思って進めていく」
沢西省司議員 「もう決まったことだから、事実はそれだけ。あとは議長に聞いてほしい」
中原緑議員 「自分は、４月の開校を主導していた山下教育長を開校前に交代させる必要はないという考え。教育への影響を考えた冷静な判断だった。子ども第一であり、教育長不在にしてほしくない。不在は良くないことだと思っている」
中沢荘也議員 「反対の最大の理由は山下教育長が続けるのが一番だから。これまでの義務教育学校の経緯に関わってきたのだから、立ち上げ時にも責任をもって関わりたいだろうと、山下教育長の心中を予想する。石原さんを否定するわけではない。そもそも人柄・経歴など詳しく分からない。なぜこのタイミングで交代するのかも分からない。町長の説明について不十分だったと感じる。教育長不在は望ましくなく、長期間にすべきではない」
【議長のため投票外】
石山貴美夫議長 「ノーコメントでお願いします」
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