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テーマ : 議会しずおか

「知事に意見できるか」 副知事人事で審査 静岡県議会総務委

 7日の静岡県議会総務委員会は、元県地域外交監の増井浩二氏(66)を起用する副知事人事案を集中的に審査し、委員が副知事の人選や決定方法の妥当性、組織統治の在り方をただした。川勝平太知事の言動を巡り県政が混乱する場面が増す中、増井氏が知事に意見できるかを疑問視する質問が相次いだ。
 京極仁志経営管理部長は「副知事の人選は、知事の専権事項。知事が出野(勉)副知事と相談して決めた」と説明し、選定の詳細な経緯は不明とした。
 現在は、4月18日に任期満了を迎える出野副知事が人事や行政運営全般、森貴志副知事が健康福祉や経済分野などを担っている。京極部長は人事案が同意された場合、森貴志副知事が筆頭副知事となり、事務分掌は、増井氏の経歴を反映させて早期に知事らと協議して決める意向を示した。
 自民会派の委員から「知事の誤った判断をいさめられるか」などと、組織的体制づくりを問われた京極部長は「(増井氏は)はっきり意見を言える方」と述べ、「県政の状況は本人も知っている。増井氏は『知事に率直に意見を申し上げたい』と言っている」と説明した。組織統治については「人事も含め、知事と認識の共有ができる組織体制を検討する」と述べた。

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