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テーマ : 議会しずおか

異例「再議」予算案 佐賀県議会が否決 大学構想巡り

 佐賀県が進める県立大構想の関係費用を除外した2023年度の修正補正予算案について、山口祥義知事が再考を促す「再議」に付したことを受け、県議会は21日、一度可決した同予算案を改めて審議した。地方自治法で定められた出席議員の3分の2以上の同意が得られず、否決された。原案を含め審議を始めた。
 午前中に開かれた本会議では再議について、野党系会派の下田寛議員が「議会に対する知事の権力行使ともとれる非常に危険性のある手法」と批判した。
 これに対して山口知事は「各議員から示された提案や意見に真摯(しんし)に対応し、議論を深めるためにも必要な予算」などと繰り返し、県立大構想関係費用の必要性をあらためて訴えた。
 県は、県立大開学に向け、履修内容などソフト面を検討するための予算800万円を含む補正予算案を提出したが、総務常任委員会で14日、賛成少数で否決された。さらに、自民会派が関係費用を除外した修正案を提出し、県議会は20日に可決した。これに対して山口知事が可決された修正予算案を再議に付したため、県議会は再度審議することになった。

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