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テーマ : 議会しずおか

弁天島公園再整備を再開 浜松市議会、環境経済委「慎重に時間かけ」

 浜松市議会は2日、5常任委員会を開いた。市は環境経済委員会で、新型コロナなどの影響で3年以上にわたって凍結していた弁天島海浜公園(中央区、約2・7ヘクタール)の再整備事業を近く再開することを報告した。浜名湖観光の起爆剤として期待する声がある一方、住民から反対意見も出ていたことから、複数の委員が住民の意見を丁寧に聴くよう求め、市側は「慎重に時間をかけながら進めていきたい」と答えた。
 同公園を巡っては、市が民間活力による再整備を目指して公募を行い、2019年10月、ホテルや結婚式場、飲食店などの一体整備を提案した呉竹荘(中央区)を代表とする5社の共同事業体が優先交渉権者に決定した。ただ、地元住民から反対意見が上がったり、新型コロナの影響で今後の見通しが不透明になったりしたことから、20年8月に市と同事業体との間で議論を当面の間延期する合意書を交わし、現時点でも最終的な事業契約の締結に至っていない。
 市は新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行したため、再整備議論を再開する方針を決定。3月下旬に同事業体と議論再開に関する合意書を締結し、4月から実質的に事業化の動きを再開するという。
 市観光・シティプロモーション課によると、同事業体は現在も提案した事業計画を実施する意向を示している。その際、社会情勢の変化や地元住民の意見などを踏まえ、事業計画の一部が修正される可能性もあるという。事業契約の締結時期は未定。
 (浜松総局・宮崎浩一)

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