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テーマ : 議会しずおか

「チーム担任制」試験導入へ 小学校、固定せず負担分散 静岡市議会

 赤堀文宣教育長は、小学校において複数の教員が学級担任業務を担う「チーム担任制」を2024年度から導入する方針を示した。2校を研究校として試験的に実施する。1人の教員が学級担任を持つ従来型の制度をやめ、多様な教員が児童と関わる柔軟な仕組みに変えることで、教育活動の質の向上や教員の多忙解消につなげる。風間氏の質問に答えた。
 静岡市内の公立小では現在、各クラスに1人ずつ担任教員を配置し、一部の科目を除いて担任教員が授業を行っている。チーム担任制では学級担任を固定せず、複数人を配置することで、1人の教員に負担が集中しないようにする。教科担任制も取り入れ、教員が担当する授業の準備やスキルアップのための研修に時間を割けるようにしていく。
 市教委教職員課によると、同市の小学校教員のうち、22年度に1カ月当たり45時間を超える時間外勤務をしていた割合は20・9%で、全国平均の64・5%と比べて低いという。赤堀教育長は教員の働き方改革はある程度進んでいるとの認識を示した上で、「一層改革を進め、子どもと向き合う時間や教職員の見聞を広げる時間を創出し、個々の児童生徒の資質や能力向上を図る」と述べた。

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