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テーマ : 議会しずおか

函南町議会、保守が分裂 議長ら会派離脱

 函南町議会(定数16)の田口彰一議長ら4議員が28日までに、保守系の最大会派「清風会」を離脱する意向を固め、中野博会派長に伝えた。田口氏らは無会派2人とともに新会派「自民函南」を設立する方針。同町議会で会派が結成されて以来、最大会派の清風会から複数人が離脱するのは異例で、第2会派になる可能性もあり「前代未聞」(関係者)の事態になっている。
 清風会の所属議員は現在9人。中野氏らが所属議員の引き留めに動いているが、4氏の意思は固いとみられる。
 新会派の届け出は27日に提出されたが清風会による脱会の手続きが進んでいないため、事務局預かりとなっている。新会派は6人となり、5人に減る清風会を上回る可能性がある。一方で中野氏らは無会派議員の勧誘にも動いていて会派構成は流動的となっている。
 田口氏は取材に対し、離脱の理由について「議会の在り方や進め方に考えの相違があった」と説明した。会派運営の在り方などで中野氏らに不満があった議員もいたため、一気に複数人の離脱につながったとみられる。
 議会事務局によると、議会運営委員会の運営要項で「会派」が明文化されたのが2001年。清風会は当時から最大会派だった。

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