静岡市民文化会館改修 耐用年数30年想定 エレベーター設置も検討
静岡市の望月雅乃文化振興課長は6日の市議会観光文化経済委員会で、大規模改修に向けて設計作業を進める葵区の市民文化会館について、耐用年数を約30年と想定していると明らかにした。ユニバーサルデザインの観点から、地下駐車場とホールにエレベーターを設置することも説明した。
同施設は、会議室などがあるロビー棟にはエレベーターがあるが、2階席のある大ホールと中ホールには設置されていない。同課によると、施設改修にかかるパブリックコメント(市民意見公募)などでバリアフリー化を求める声が多数上がっていたという。エレベーター設置で高齢者や障害者、車椅子やベビーカー利用者の利便性向上を図る。
施設前の広場については、市は物価高に伴う工事費圧縮を理由に当初予定していた整備は取りやめたが、利用者の安全安心のため、床タイルの破損部分の補修は行うとした。