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テーマ : 議会しずおか

川勝知事 レガシー拠点検討「白紙」「心よりおわび」 訂正要求の決議受け

 静岡県議会12月定例会は6日、代表質問が始まった。川勝平太知事は、東アジア文化都市事業のレガシー(遺産)継承拠点を巡る自身の発言の訂正を求める決議案の可決を受け、「決議をいただく状況になったことに、心よりおわびする」と謝罪した。「継承拠点の件はいったん立ち止まり、白紙とする」と事実上撤回した。最大会派自民改革会議の江間治人氏(磐田市)への答弁。
 代表質問に先立ち、県議会は同日、全会一致で決議案を可決し、中沢公彦議長が川勝知事に決議文を手渡した。
 知事は江間氏への答弁で「何をしたいか、どうしたいかのビジョンを示すことは県政を預かる者の仕事。今回の発言はレガシー創出に向けた思いを語ったもので現時点で何も決まっていない」と改めて主張した。その上で、「決議を大変重く受け止めている」と謝罪し、「残り任期で(県議と)積極的に連携し、力の及ぶ限り職務にまい進したい」と述べた。
 レガシー発言について、知事は1日の県議会12月定例会開会日の所信で、訂正を求める県議会総務委員会の申し入れに対し「訂正しない」と明言したが、自民会派の反発を受けて大幅な軌道修正を迫られた。
 問題とされた発言は、レガシー拠点となる発展的継承センターを三島市内の国有地に置きたいとし、国有地活用について「詰めの段階」などと述べた内容。10、11月に閉会中審査を行った総務委は11月29日、発言内容は事実と異なるとして知事に訂正を申し入れた。

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