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二つの旅館の湯楽しんで 伊豆長岡 観光客誘致へタッグ 1日から宿泊客対象

 伊豆の国市古奈の温泉旅館「おおとり荘」と弘法の湯本店が、観光客誘致へタッグを組んだ。9月1日から10月31日まで、各旅館の宿泊客はもう一方の旅館の温泉にも入浴できる。関係者は「地域活性化につなげたい」と見据える。

「おおとり荘」の展望露天風呂=伊豆の国市
「おおとり荘」の展望露天風呂=伊豆の国市
チェックイン時に受け取る「湯めぐり手形」
チェックイン時に受け取る「湯めぐり手形」
「おおとり荘」の展望露天風呂=伊豆の国市
チェックイン時に受け取る「湯めぐり手形」

 企画名は「伊豆長岡温泉 湯めぐり物語」。発案者のおおとり荘の原勝政支配人(57)が他県の温泉を参考にした。昨年から全国旅行支援があったが、今年4月ごろから宿泊客数が落ち着いてきたため、何かできないかと考えていた。
 同企画は各旅館でのチェックイン時に「湯めぐり手形」を受け取る。各旅館は徒歩1分で行き来でき、宿泊客は宿泊日の午後2~9時に各温泉を利用できる。おおとり荘は狩野川や箱根、天城連山を眺望できる2カ所の内風呂と展望露天風呂があり、弘法の湯本店では薬石岩盤浴やミストサウナ、ラドン浴を楽しめる。
 弘法の湯の広報を担当する市川雅俊さん(46)は「それぞれの温泉の質と景観で体を癒やしてほしい」と勧める。原支配人は「県と伊豆長岡への観光客増加、飲食店も含めた地域の盛り上げにつなげたい」と期待を寄せる。原支配人によると、今回2カ月取り組み、様子を見て今後も同様の企画を検討するという。
 おおとり荘は1万5千円以上、弘法の湯本店は1泊2食付きのプランの宿泊客が対象など、一定の条件がある。詳細は各旅館のホームページへ。
 (大仁支局・小西龍也)

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