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北条義時と妻「姫の前」 結婚記念日に夫婦の碑お披露目 伊豆の国市

 伊豆の国市の江間郷土研究会は25日、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放送をきっかけに江間公園(同市)内に建立を始めた北条義時と妻「姫の前」の夫婦の碑のお披露目式を同公園で開いた。姫の前は有力御家人・比企氏の一族で、同日は2人の結婚記念日にあたる。姫の前の地元埼玉県東松山市から「比企の尼伝承会」を招いた。

北条義時と妻「姫の前」の夫婦の碑の前で開かれたお披露目式=伊豆の国市の江間公園
北条義時と妻「姫の前」の夫婦の碑の前で開かれたお披露目式=伊豆の国市の江間公園

 夫婦の碑は高さ約2メートル30センチで、正法寺(同市)の中島栄住職が揮毫(きごう)した文字「北条義時 姫の前」が記されている。式では関係者が義時と姫の前のコスプレをして登場。契約を交わす際、それを破らないことを神仏に誓う文書「起請文」を互いに手に持った。
 同研究会の佐藤常義会長(60)は「今後も義時を何らかの形で後世に伝えていきたい」と見据えた。同伝承会の須加一昭会長(62)は「お互いの地域活性化に向けてさまざまな取組をしていきたい」と述べ、「姫の前をかわいがってください」と笑って話した。
 比企氏は1203年9月2日に執権職を世襲する北条氏に滅ぼされている。同研究会は2日、同市で開かれた比企氏を供養する法要に出席。同研究会と同伝承会が初めて集い、820年ぶりに民間レベルで和解した。
 設置にあたり、石碑を用意した石のヨネヤマ(伊豆の国市)に同研究会から感謝状が贈られた。

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