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思春期の悩み、まず話そう 伊豆の国・長岡中 SOSの出し方学ぶ

 伊豆の国市立長岡中はこのほど、多感な思春期を迎える生徒が精神的なストレスへの対応や助けを求める方法を学ぶ「SOSの出し方研修」を同校で開いた。

心のストレスとSOSの出し方を学んだ研修=伊豆の国市立長岡中
心のストレスとSOSの出し方を学んだ研修=伊豆の国市立長岡中


 エムオーエー奥熱海クリニックの佐久間哲也院長が講師を務め、人によって異なるストレスの原因と自ら解決しようとする耐性について説明した。心にはストレスを受けてへこんだゴムボールが元に戻ろうと反発するような作用がある一方、限界を超えると破裂して自力での回復が困難になってしまうという。自分を責めたりネガティブな部分を過大に受け止めたりする「ゆがみ思考」が一因で、支えてくれる人、時間、環境が心を修復する「三つのくすり」になると述べた。
 特に自分の気持ちを吐露する大切さを強調し、思春期を乗り越えた経験がある3人以上の大人を見つけて相談するよう提案した。悩みを隠さずに打ち明けることで「心が軽くなって安心する」とし、話がまとまらなくても口から出る言葉に任せてSOSを発するよう呼びかけた。
 (大仁支局・小西龍也)

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