流麗なオペラ披露 森さん、錦織さん共演 静銀80周年 静岡市
ともに日本を代表するオペラ歌手の森麻季さん(ソプラノ)、錦織健さん(テノール)が21日、静岡市葵区の市民文化会館でデュオリサイタルを開き、有名なオペラのアリアや日本の古謡などをちりばめたプログラムで流麗な歌声を響かせた。静岡銀行の創立80周年を記念した「第76回しずぎんユーフォニア・コンサート」。
「アメイジング・ソングス~愛と煌めきを歌にのせて~」と題し、ピアニストの山岸茂人さんが伴奏を務めた。森さんはドラマ「坂の上の雲」のメインテーマ「Stand Alone」や童謡「からたちの花」、錦織さんは古謡「さくらさくら」、戦前の歌謡曲「蘇州夜曲」などをそれぞれ独唱した。
デュオとしては「椿姫」から「乾杯の歌」、「蝶々夫人」から「愛の二重唱」など、歌劇曲を中心に歌い上げた。2人は曲の合間に歌劇の筋書きを解説したり、歌の最中に身ぶり手ぶりで客席とコミュニケーションを取ったりして、約1700人が詰めかけた会場を沸かせた。
(教育文化部・マコーリー碧水)