花のリレー 発展へ心一つ 天浜線沿線プロジェクト 64団体交流深める 浜松市
静岡県西部しんきん地域振興財団(浜松市中央区)は14日、天竜浜名湖鉄道の沿線に季節の花を植え、観光資源として地域振興を図る「天浜線 人と時代をつなぐ花のリレー・プロジェクト」の参加団体交流会を同区で開いた。県西部の64団体約110人が出席し、活動紹介を通じて交流を深めた。
プロジェクトは、浜松いわた信用金庫(当時浜松信金)と天竜浜名湖鉄道、市花みどり振興財団の呼びかけで2018年にスタートし、現在135団体が企業や学校などと植栽した花木の維持管理を行っている。取り組みは本年度の全国花のまちづくりコンクール大賞を受賞した。
交流会は2回目。御室健一郎浜松いわた信金会長は「プロジェクト発展へ心が一つになる機会。有意義な時間にしてほしい」と呼びかけた。市花みどり振興財団の塚本こなみ理事長は「植栽体験を通じて自ら花に関わる喜びが周囲に波及し人の輪が広がっていく。これが花の力」と話した。
浜松市内で近く開幕する「浜名湖花博2024」にも同プロジェクトとして参加し、浜名湖ガーデンパーク会場で花壇を披露する。
(浜松総局・山本雅子)