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テーマ : 静岡県内金融機関

日常「節約」余暇「充実」 消費にメリハリ傾向 静岡経済研調査

 静岡経済研究所が28日までにまとめた県内世帯の消費動向アンケートによると、今後1年間の家計支出を「引き締める」との回答が前年調査比5・0ポイント下降の47・7%だった。物価高で節約志向が強まる一方、旅行や趣味、娯楽などを「充実させる」も上昇した。新型コロナウイルス禍の制約が解消し、消費にメリハリをつけて余暇を楽しむ意識が強まっている。

今後1年間の家計支出見通し
今後1年間の家計支出見通し

 家計引き締めの理由は「商品・サービス価格の値上がり」が最多の68・6%。前年比2・8ポイント上昇し、年代別で79・6%に達した30代以下を中心に物価高が重い負担となっている。「手取り収入の減少」は34・9%と前年からほぼ横ばいだが、いずれも30代以下と40代が各10%台だったのと対照的に、60代以上は70・1%に上った。
 節約の必要性を感じる支出は「毎日の食費」が46・6%、「外食費」が35・2%、「水道・光熱費」が24・6%。逆に充実させる項目は「旅行関連費」46・0%、「趣味・娯楽費」27・4%が上位に並んだ。今後1年で実施する意向のレジャーは「海外旅行」が25・5%で、過去1年の実施率と比べて21・5ポイントの大幅伸長した。
 最近の景況感を尋ねる設問は「悪くなっている」が前回調査比16・7ポイント下降の56・1%、「特に変わっていない」が14・4ポイント上昇の40・9%、「良くなっている」が2・3ポイント上昇の3・0%。
 11月に静岡銀行本支店の店頭などで調査し、1070人が回答した。

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