知的財産の活用事例紹介 弁理士が講演 沼津信金などセミナー
沼津信用金庫と日本弁理士会東海会はこのほど、中小企業向けの知的財産セミナーを沼津市で開いた。特許やデザインといった知的財産の活用事例を示した。
同会所属の弁理士佐藤大輔さんが講演し、球形タンクの切断解体方法で特許権を取得した解体事業者や特許の使用許諾を受けて商品開発したメーカーを紹介した。「特許権で保護されている技術ということが安心につながり、販売代理店の応募が多くなる。資金調達にもプラス」とメリットを語った。
弁理士と信金職員を交えた座談会では、知的財産の活用法や権利取得の可否を話し合った。同信金によると、知的財産に関する経営相談は増えている。昨年12月には職員向け勉強会を実施した。