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テーマ : 静岡県内金融機関

セブン銀行、ATM新サービス発表 静岡銀行が提供へ

 セブン銀行(東京都)は12日、新型ATM(現金自動預払機)を活用し、金融機関向けの「ATMお知らせ」「ATM窓口」の二つの新サービスを26日に開始すると発表した。静岡県内金融機関では静岡銀行が「ATMお知らせ」の提供を同日から始め、「ATM窓口」は2024年5月を予定する。

新サービスの開始を発表するセブン銀行の松橋正明社長(左から3人目)、静岡銀行の大石康太デジタルチャネル営業部長(同4人目)ら=12日午後、都内
新サービスの開始を発表するセブン銀行の松橋正明社長(左から3人目)、静岡銀行の大石康太デジタルチャネル営業部長(同4人目)ら=12日午後、都内

 「ATMお知らせ」は、利用者がセブン銀ATMで出金する際、サービス提供企業から画面上で各種情報を通知したり、その通知への回答を受けたりできる。住所など届け出情報の変更有無の確認に役立つ。
 「ATM窓口」は、セブン銀のATMで口座開設や届け出情報の変更などが行える。窓口、郵送、ウェブで必要だった手続きが、セブン銀のATMで原則24時間、365日可能になる。
 静岡銀は19年からセブン銀の実証実験に参加し、有用性を検証してきた。都内での発表会に出席した静岡銀の大石康太デジタルチャネル営業部長は「ATMお知らせ」について、従来のはがきやダイレクトメールでの通知に代えられることで「郵送コストや紙の削減につながる」と説明。「ATM窓口」は来店が難しかったり、近くに店舗のなかったりする顧客の利便性向上に資すると見通した。
 セブン銀の新型ATMは本人確認書類やIC、QRコードの読み取り、高精度カメラによる顔認証といった機能を備えるのが特徴。現在、全国約2万7千台のうち、1都16県に約1万5500台を展開している。25年3月までに全台を入れ替える計画としている。
 セブン銀は新型ATMを活用したサービスを「プラスコネクト」の総称で順次広げる方針で、今回が第1弾となる。24年春には第2弾として、顔認証機能によるキャッシュカード不要の入出金取引の開始を予定する。松橋正明社長は「ノウハウをすべて凝縮し、安心安全で便利なサービスを届けていく」と述べた。
 (東京支社・関本豪)

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