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テーマ : 静岡県内金融機関

スルガ銀行 6年ぶり増収 4~6月期 償却債権取立益が増

 スルガ銀行が10日発表した2023年4~6月期連結決算は、売上高に当たる経常収益が前年同期比1・3%増の209億6300万円だった。貸出金利息の減少で資金運用収益は減ったが、貸倒処理していた債権を回収する償却債権取立益が増え、6年ぶりの増収になった。
 経常利益は一般貸倒引当金繰入額が減り、11・1%増の47億8千万円。3年連続の経常増益になった。純利益は35億1千万円で13・5%減少した。最終減益は3年ぶり。組織的な不正融資が発覚したシェアハウス問題の債権一括譲渡に伴う特殊要因がなくなり、法人税が増えた。同問題は前期でほぼ解決した。
 単体の業務粗利益は0・8%減の149億7800万円。本業の収益力を示すコア業務純益は53億8千万円で4・0%減少した。期中平均の貸出金残高は2・4%減の2兆741億円、預金残高が0・7%増の3兆3501億円だった。
 期末の不良債権残高(金融再生法ベース)は19・5%減の2128億2200万円となり、不良債権比率は10・28%で2・07ポイント低下した。
 (東部総局・杉山諭)

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