経済や金融政策に理解 沼津高専で特別授業
沼津市の沼津高専はこのほど、金融経済教育の特別授業を行った。5年生と専攻科生約220人が経済や金融政策に関する知識を深めた。
県金融広報委員会の佐藤学事務局長(日本銀行静岡支店営業課長)が講師を務めた。「景気が悪い時は金利を下げて経済活動を活性化させ、景気が過熱気味の時は金利を上げて経済活動を抑制する」と金融政策の目的を説明した。
現在の金融政策や、物価上昇が続くものの日銀がデフレ脱却とは判断しない理由を解説した。生涯支出の試算を示し「生きるにはお金の知識が絶対必要」と強調した。
特別授業は本年度始まった起業を後押しする取り組みの一環で2回目。11月の授業では、沼津信用金庫職員が起業や資金調達の方法、ライフプランニングの考え方を紹介した。