CN取り組む事業者 顕彰 浜松市 達成11社に認定証
浜松市は31日、カーボンニュートラル(CN)の取り組みを進めている事業者を顕彰するため本年度創設した「カーボンニュートラル達成事業者認定制度」の第1期認定証授与式を市役所で開いた。中野祐介市長が認定11社の代表者に認定証を手渡し、地域のトップランナーとして引き続きの取り組み推進を求めた。
同制度の対象は市内に事業所を立地する法人。電力消費に伴う二酸化炭素(CO2)排出量実質ゼロを達成した事業者に「一つ星」、電力に加え、熱・燃料エネルギー消費によるCO2排出量実質ゼロを達成した事業者に「二つ星」を与える。初認定の今回は二つ星が5社、一つ星が6社で、市内に計72事業所を構える。年間CO2排出削減量は計約3万3千トンになるという。
中野市長は「皆さんの取り組みは地域をけん引している。市内の企業・団体に展開し、地域全体のCNの実現につなげたい」と敬意を表した。各社代表者も一人ずつあいさつに立ち「自社だけでなく、地域のCNの実現に向けて全力で取り組む」と抱負を語った。
各社の取り組みは市ホームページで紹介している。
認定事業者は次の通り。
二つ星 常盤工業(浜松市中央区)、サーラカーズジャパン(豊橋市)、静岡銀行(静岡市清水区)、中村組(浜松市中央区)、中村建設(同)▽一つ星 第一工業(同)、遠州信用金庫(同)、ローランド・ディー・ジー(浜松市浜名区)、ソミックアドバンス(同)、スズキ(浜松市中央区)、高丘電子(同)