テーマ ： 静岡県内金融機関

課題解決のハブ担う　静岡銀行執行役員沼津支店長／鈴木淳史氏【サンフロント２１懇話会～熱き地域人】

　―静岡県東部の経済状況は。
　「製紙、観光、製造など多様な産業が集積するのが特徴。コロナ禍を経て経済活動は活発化する一方、原材料や燃料価格の高騰、人手不足などが企業業績に影響すると懸念され、業界ごとの動向に丁寧に目配りする必要がある」
　―金融機関としての役割は。
　「地域のあらゆる課題解決のために何をすべきかという視点から、地域、お客さま、グループ各社のハブとなって解決支援に取り組む。地域とともに歩むパートナーとしての役割を果たしたい」
　―県東部の活性化策は。
　「伊豆地域では国内外からの旅行客の増加が期待される。沼津駅周辺総合整備事業のほか三島駅や新富士駅周辺でも市街地活性化事業を控えている。グループ各社や自治体などと連携し、課題に合わせた体制を組み、にぎわいの創出を目指す」

　【サンフロント２１懇話会】県東部の企業、各種団体、行政関係者などで構成し会員は約３００人（１１月末現在）。入会の問い合わせは静岡新聞社・静岡放送東部総局＜電０５５（９６２）６５２０＞へ。

　【静岡銀行沼津支店】静岡銀行が誕生した１９４３年から営業する県東部の基幹店舗。個人向け業務に加え、上場企業から中小企業までの法人営業を手がける。職員は５２人。沼津市大手町のアゴラ沼津に店舗を構える。１８８０年設立の沼津通信社が源流。

• #静岡県内金融機関
• #沼津市