地場産業発展へ思い新た 焼津で慰霊祭 水産翁3氏の功績しのぶ
焼津市の水産業の礎を築いた先人3氏の業績をしのぶ「水産翁慰霊祭」(水産翁顕彰会主催)が3日、同市の焼津神社で開かれた。漁業、行政関係者や遺族ら約50人が参列し、地場産業の発展へ思いを新たにした。
水産翁は山口平右衛門、片山七兵衛、服部安次郎の3氏。明治時代、漁港建設の基盤となった防潮堤設置や、遠洋漁業の推進、生産組合の組織化などに尽力した。
神事を執り行い、橋ケ谷長生焼津漁協組合長、杉本昭赤阪鉄工所会長、横山敦史しずおか焼津信用金庫理事がそろって神棚に玉串をささげた。橋ケ谷組合長は「『政・官・漁・水』が一体となって郷土の発展に寄与する」と誓った。
(焼津支局・市川淳一朗)