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テーマ : 静岡県内金融機関

起業家支援拠点FUSE3周年 浜松いわた信金が催し

 浜松いわた信用金庫は19日夜、浜松市中区の起業家支援拠点「FUSE(フューズ)」の開設3周年を記念したイベントを同施設で開いた。会員企業や一般ら約100人が参加し、FUSEの起点や目指す方向性を共有した=写真=。

FUSE開設の経緯を振り返る渡辺迅人さん(左)と池野文昭さん=19日、浜松市中区のFUSE
FUSE開設の経緯を振り返る渡辺迅人さん(左)と池野文昭さん=19日、浜松市中区のFUSE

 三輪久夫専務理事は「3年で大きく成長し、地域の起業家やコミュニティーに支援やつながりを提供できた。今後もイノベーション推進を通じて、地域活性化や経済発展に貢献したい」とあいさつした。同金庫が2017年に初めて米シリコンバレーに派遣した駐在職員でFUSE開設を発案した渡辺迅人さん(ソリューション支援部新産業創造室調査役)と、浜松市出身で立ち上げを後押しした米スタンフォード大主任研究員池野文昭さんが対談した。
 シリコンバレーのエコシステムを体験した渡辺さんは「最先端の人材やアイデアを浜松に還元して産業活性化につなげるため、挑戦する人に投資し、多様な掛け合わせが生まれる拠点を目指した」と原点を振り返った。池野さんは「ゼロから1に挑む機運がある点で、シリコンバレーと浜松は類似性がある。浜松のやり方で、数十年後も起業家が集まり活気あふれる街になれば」と期待した。
 バイオベンチャーのユーグレナ(東京都)の出雲充社長も講演し、コンフォートゾーン(居心地の良い場所)を出ることで、挑戦や新発想の芽が生まれるとメッセージを送った。

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