テーマ : 経済しずおか

ヤマハ要求額通り回答 ベア1万3千円、年間一時金5・2カ月 2024年春闘

 ヤマハは13日、2024年春闘で労働組合側に、ベースアップ(ベア)に相当する賃金改善を組合要求通り1万3千円、年間一時金も5・2カ月と満額回答した。ベア実施は11年連続。
 4月に楽器・音響機器製造の子会社を吸収合併するなど製造部門の国内回帰を図ることから、賃金改善で人材確保につなげることで労使で意見が合致した。
 初任給も引き上げ、大卒(現行24万円)は組合の要求の24万9千円に対して25万円、高卒(18万3千円)は19万3千円に対し20万円と要求を上回った。
 中田卓也社長は「昨今の物価上昇、経済の好循環に向けた企業の役割や賃金の引き上げの社会的要請を考慮した。厳しい事業環境において引き続き尽力してくれている従業員の頑張りに最大限応えた」とコメントした。
 23年春闘は賃金改善8千円、年間一時金5・9カ月で妥結した。

いい茶0

経済しずおかの記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞