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茶況(4月10日)生育と根の関係 静大副学長解説 牧之原

 牧之原市の茶問屋相良物産は8日、市相良総合センター「い~ら」で荒茶生産者座談会を開いた。植物栄養学に詳しい森田明雄静岡大副学長が茶の生育と根の関係について講演した。

茶の生育と根の関係について説明する森田明雄副学長=牧之原市の「い~ら」
茶の生育と根の関係について説明する森田明雄副学長=牧之原市の「い~ら」

 森田副学長は「肥料と水を吸う根の量が生育力を左右する」と伝えた。根が秋に最もよく伸びることや、過剰な施肥が濃度障害により発達を抑制することなどを指摘し、「忙しい中でも細やかな作業を心がけて」と呼びかけた。
 参加した地元の茶業関係者約30人で情報共有も行った。相良物産の担当者は一番茶の状況や今シーズンに注意するべき病害虫について紹介した。
 (榛原支局・沢口翔斗)

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