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台湾のM7・7地震 静岡県内企業の人的被害なし

 【花蓮共同】台湾の気象当局によると、3日午前7時58分(日本時間同8時58分)、東部沖を震源とする大きな地震があった。日本の気象庁は地震の規模をマグニチュード(M)7・7と推定している。台湾の消防によると東部の花蓮で9人が死亡し、各地で計934人が負傷した。花蓮の観光地付近などで計56人と連絡が取れなくなった。気象庁によると沖縄県与那国島では震度4で、津波も観測した。沖縄本島地方などで一時、津波警報が出た。住民らが避難した。

台湾東部・花蓮市で倒壊した建物=3日(中央通信社=共同)
台湾東部・花蓮市で倒壊した建物=3日(中央通信社=共同)

 花蓮では震度6強となり複数の建物が倒壊。東部の主要道路は通行止めとなった。台湾次期総統の頼清徳副総統は花蓮に入り、人命救助を最優先にすると述べた。台湾の王国材交通部長(交通相)は、鉄道や道路に被害が出たため、花蓮や台東は陸の孤島になっていると指摘した。
 台湾の当局は地震の規模をM7・2と発表。1999年に台湾中部で起きた地震以来の大地震だという。蔡英文総統は、軍が被災地の支援を行うと明らかにした。当局は全ての原発で安全が確保されていると発表した。
静岡県内企業 人的被害なし  静岡県は3日、県が把握している台湾への進出企業26社36事業所について、地震による人的被害がないことを確認した。建物に大きな被害もないという。進出企業はスズキ、ヤマハ発動機、村上開明堂など。企業立地推進課が各社に聞き取った。

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