テーマ : 経済しずおか

ローランドDG TOB再延長 ブラザー工業と協議継続

 MBO(経営陣による自社買収)を実施中のローランドDGは12日、米国投資会社タイヨウ・パシフィック・パートナーズが設立した企業による株式公開買い付け(TOB)期間が、期限だった同日から26日に再延長されたと発表した。買い付け価格の変更はない。
 TOBによる完全子会社化の提案を受けたブラザー工業との協議の継続などが理由で、ローランドDGのIR担当者は、ブラザーの提案に対し「引き続き検討中」としている。タイヨウ側のTOBについては、株主に対して自主判断に委ねるとしている。
 TOBの期間は当初、3月27日までだった。検討期間を確保するため同日に延長を発表していた。
 ブラザーは、タイヨウ側のTOB価格1株5035円を上回る5200円を提示。12日のローランドDG株価の市場価格は、終値5530円と両社のTOB価格を上回っている。

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