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2月失業率 2.6%に悪化

 総務省が29日発表した2月の完全失業率(季節調整値)は、前月比0・2ポイント上昇の2・6%で、7カ月ぶりに悪化した。新たに職を求める人が前年同月比で2万人増えた。物価が高騰する中、生活費を得ようと就職を望む人が多くなったとみられる。厚生労働省が同日発表した2月の有効求人倍率(同)は、前月を0・01ポイント下回る1・26倍で、3カ月ぶりに低下した。
 完全失業者数は前年同月比3万人増の177万人。求職の理由別では「新たな求職」は2万人増の49万人となり、総務省の担当者は「賃上げなどの影響で就職しようという機運が高まっている」とみている。また、「勤め先や事業の都合による離職」は3万人減の23万人、よりよい仕事を求めるなどする「自発的な離職」は2万人増の74万人だった。
 男女別の失業率は男性が前月比0・2ポイント悪化の2・7%で、女性も0・3ポイント上がり2・6%だった。

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