テーマ : 選挙しずおか

鈴木浜松市長が退任「覚悟とやる気で物事成就」 車乗り思わず涙

 4期16年にわたって浜松市政を担った鈴木康友市長の退任式が28日、市役所で行われ、鈴木市長は集まった幹部職員約150人に対して「覚悟とやる気があれば、物事は成就する。どんどん新しいことにチャレンジしてほしい」とエールを送った。車に乗り込むと思わず感涙し、多くの職員や市民に拍手で見送られながら市役所を後にした。

職員から花束を受け取り、握手を交わす鈴木康友市長(右)=28日午後、浜松市役所
職員から花束を受け取り、握手を交わす鈴木康友市長(右)=28日午後、浜松市役所
退任式を終え、職員に見送られる鈴木康友市長(右手前)=28日午後、浜松市役所
退任式を終え、職員に見送られる鈴木康友市長(右手前)=28日午後、浜松市役所
職員から花束を受け取り、握手を交わす鈴木康友市長(右)=28日午後、浜松市役所
退任式を終え、職員に見送られる鈴木康友市長(右手前)=28日午後、浜松市役所

 鈴木市長は登庁最終日も普段通りに公務をこなした。退任式では就任当時、マニフェストを市総合計画に反映させて工程表を作成するなどし、2008年のマニフェスト大賞首長部門でグランプリに輝いた経緯を振り返り「皆さんと一緒に仕事をしていけると確信した。大きな自信になった」と感謝を伝えた。
 「自治体を取り巻く環境はさらに厳しくなる。自治体も変革する必要がある」と指摘し、デジタル化に対応した地方自治体の変革「LGX(ローカル・ガバメント・トランスフォーメーション)」のさらなる推進を期待した。
 最後は07年の就任式でも用いた江戸時代の米沢藩主上杉鷹山公の言葉「なせば成る、なさねば成らぬ、何事も、成らぬは人のなさぬなりけり」を贈り、市の発展を祈念した。
 鈴木市長は同市中区出身。当時の民主党で衆院議員を2期務めた後、07年の市長選で初当選した。任期は30日までで、29日も市内で公務を行う。

いい茶0

選挙しずおかの記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞