テーマ : 選挙しずおか

大詰めの御前崎市議選 当確ライン700~750票か 池新田地区8人 しのぎ削る

 任期満了に伴う御前崎市議選(定数13)は14日の投開票に向けて現職10、新人11の計21人が激しい舌戦を繰り広げている。定数を8人上回る出馬は過去最多。定数が2減となったために当確ラインはやや上昇して700~750票になるとみられ、当落線上に候補者が集中する可能性もある。陣営などによると、投票率は65%前後になるとの見方が強い。
 大票田の池新田地区は8人がしのぎを削る。6期目を目指す阿南氏と前回選トップで4期目を狙う阿形氏は基礎票固めを急ぐ。対抗する新人の福田氏、石川氏、長島氏、河西氏は経済活性化や市の財政健全化、防災対策、子育て支援などを訴え、刷新感をアピール。村田氏は引退した市議の地盤を引き継ぎ、徳増氏は若さを売りにする。
 中部電力浜岡原発が立地する佐倉地区は前議長の河原崎氏と新人榑林氏、現職名波氏が熾烈(しれつ)に争う。新野地区は前副議長の渥美氏が地元で浸透を図り、新人村松氏は党組織力を生かした戦いを見せる。比木地区の現職植田氏、合戸地区の現職二俣氏は地元票固めに余念がない。これまで市議を輩出してきた朝比奈地区は今回、候補者がいないため、各陣営が草刈り場として集票を狙う。
 白羽地区の現職斎藤氏は子育て世代や党支援者に支持を呼びかけ、現職桜井氏は党の政策を掲げて健康福祉向上を訴える。御前崎地区は4人が立った。3月中旬に出馬を決めた現職川口純氏は巻き返しに懸命。いずれも新人の川口知氏、高田氏、小田氏は仕事などで培った知識や人脈を生かした活動を展開している。

立候補者(届け出順、定数(13)―21)
 植田浩之 63 無現 比木簡易郵便局長
 村田明彦 71 無新 肥料農薬販売業
 福田伸次 60 無新 自転車販売修理業
 斎藤佳子 55 維現 英語講師
 村松晴久 72 共新 農業
 桜井勝 65 公現 自動車販売修理業
 二俣秀明 62 無現 農業
 高田和幸 57 無新 行政書士
 阿南澄男 74 無現 機械設備会社役員
 河原崎恵士 72 無現 [元]港湾荷役会社役員
 小田芳久 64 無新 [元]部品製造会社顧問
 川口知幸 61 無新 市剣道連盟副会長
 名波和寛 70 無現 [元]左官業
 石川貴広 46 無新 社会保険労務士
 長島孝 64 無新 防災士
 河西みち子 50 無新 認可保育園経営
 渥美昌裕 71 無現 [元]市社会教育委員
 榑林優 62 無新 [元]東遠衛生センター長
 徳増凌 27 無新 [元]飲食業関連会社社員
 川口純男 72 無現 海事補佐人
 阿形昭 65 無現 市社会福祉協議会理事
▶御前崎市長選 開票速報ページ
▶御前崎市議選 開票速報ページ

いい茶0

選挙しずおかの記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞