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現職が再選 豊富な行政経験を選択 清水町長選解説

 現職と新人の一騎打ちになった清水町長選。町民は大きな争点がない中で、関義弘氏の豊富な行政経験と町政の継続を選んだ。
 関氏は収支均衡型予算を組み、初当選時に約3億円まで減っていた財政調整基金を約10億円にまで増やした。一方、1期目は新型コロナ対応に追われ、掲げた政策の実現は道半ばだ。「町民との対話が必要だ」と現町政を批判した山本文博氏が一定の支持を得たことを踏まえれば、町民の声に耳を傾けながらまちづくりを進めることが求められる。
 同町は、近隣市町に比べて存在感を示せているとは言いがたい。課題の交通渋滞解消や狩野川の浸水対策に加え、柿田川や商業施設の強みを生かした政策を進めるべきだ。2期目は政治手腕の真価が問われる。

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