テーマ : 選挙しずおか

関心高め 立候補促進へ 御殿場市議会 明大教授招き市民に講演

 御殿場市議会改革特別委員会(高橋利典委員長)はこのほど、議員の資質向上や、市民に議会や議員の役割について広く知ってもらうことを目的とした講演会を市民会館で開いた。

講演を行う牛山教授=御殿場市の市民会館
講演を行う牛山教授=御殿場市の市民会館

 市議と市民ら約30人が参加した。明治大政治経済学部の牛山久仁彦教授が「自治体議会の役割と課題」と題して講演し、地方分権の歴史や首長と議員を住民が直接選挙で選ぶ二元代表制の意義、市町村議会の課題などについて解説した。
 議会には、地域の実情に即した議会のあり方を住民との合意形成の中で示していくことや、政策立案能力を向上させることなどが求められていると紹介した。
 来年2月に任期満了を迎える同市議会は現在、定数21に対して3人欠員の状態。市民に政治に関心を持ってもらい、立候補に向けた行動につなげてほしいと講演会を企画した。
 同市では、4月の県議選で市内投票率が37・81%と過去最低を記録するなど住民の政治離れが顕著になっている。
 (御殿場支局・塩谷将広)

 

いい茶0

選挙しずおかの記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞