テーマ : 経済しずおか

冷凍イチゴ新飲料に 磐田の観光農園“地産外商”で出荷

 磐田市駒場の観光農園「いちご空中農園いわた」に30日、首都圏の飲食店関係者ら18人が訪れた。市の地産外商事業で取引が生まれた。生産現場への理解を深めた上で、産地直送の冷凍イチゴを使った新商品を開発しようと、施設見学や出荷・収穫体験に取り組んだ。

冷凍イチゴの袋詰めを体験する参加者=磐田市駒場のいちご空中農園いわた
冷凍イチゴの袋詰めを体験する参加者=磐田市駒場のいちご空中農園いわた

 市職員が首都圏の企業や店舗などに地元産農産物を売り込む地産外商事業で、農園は青果卸・販売のアグリコネクト(東京)に冷凍イチゴを出荷するようなった。首都圏で飲食事業を展開するイタリアンイノベーションクッチーナ(IIC)がアグリコネクトから冷凍イチゴを仕入れ、新しいアルコール飲料を開発する予定という。
 今回は産地と消費地の顔が見える関係づくりにつなげようと、アグリコネクトが企画。IICの役員や店舗スタッフらが参加し、農園の大型ハウスを見学したり、冷凍イチゴの袋詰めや試験栽培中の夏イチゴの収穫を体験したりした。
 アグリコネクトの高萩弘之さん(34)は「生産者の思いを知り、交流することに価値がある。まず店が磐田産イチゴのファンになってほしい」と話した。

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