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江戸時代旧大名 細川家の狩野派名宝公開 静岡県立美術館 10月17日から展覧会

 江戸時代に肥後熊本54万石を治めた旧大名細川家伝来の美術工芸品を守り伝える美術館「永青文庫」(細川護光理事長、東京都文京区)の狩野派コレクションを、県立美術館の所蔵品などと共に公開する展覧会「大大名(スーパースター)の名宝 永青文庫×静岡県美の狩野派」の内覧会が16日、静岡市駿河区の同館で開かれた。平明な画風を確立し狩野派の土台を築いたとされる2代目狩野元信の作品をはじめ、室町時代から安土桃山時代にかけての名品を守ってきた永青文庫と、江戸時代の狩野派の作品を中心に集めてきた県立美術館が計57点を出品。狩野派400年の歴史を一挙にたどれる内容に仕上がった。

旧大名細川家伝来の狩野派作品が並ぶ会場=静岡市駿河区の県立美術館
旧大名細川家伝来の狩野派作品が並ぶ会場=静岡市駿河区の県立美術館

 展覧会に合わせて両館と熊本県立美術館が進めた研究結果を反映し、江戸の狩野派が鑑定を担当し学習の対象とした中国絵画や、熊本藩のお抱え絵師「肥後狩野派」の作品など、一般に知られていない狩野派関連作品にも焦点を当てた。
 内覧会を前に行われた開会式には両館の関係者や県の関係者らが集まった。細川理事長は「徳川幕府の大名家として静岡の文化事業に協力できてうれしい」と話した。
 展覧会は前期展示が17日~11月12日、後期が同月14日~12月10日。

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