テーマ : 経済しずおか

起業家育成、変革考える 静岡で11月、未来会議

 全国から企業経営者らが集う地方経済未来会議「LEC静岡」が11月7、8の両日、静岡市のグランシップで開催される。主催はベンチャースピリッツ日本一を掲げ、本県経済を盛り上げる地元経営者のネットワーク「静岡イノベーションベース(SIB)」。本番に向けて打ち合わせを重ね、起業家の育成と変革、成長の好循環を図るべく企画立案を進めている。

LEC静岡に向けて打ち合わせを重ねるSIBのメンバー=静岡市葵区
LEC静岡に向けて打ち合わせを重ねるSIBのメンバー=静岡市葵区

 LECはローカル・アントレプレナー(起業家)・クリエイトの略。全国各地の経済人がパネル討論や基調講演を通じ、地方創生やビジネスにおける課題解決などを考える。本県開催は初めてで、大手、中小、ベンチャーなど規模や業種を問わず幅広い企業経営者が活発な議論を展開し、起業を志す学生ら若者にも積極参加を呼びかける方針。
 LEC静岡のコンセプトは「静岡のための本気経営カンファレンス」。実行委員会の伊達善隆委員長=鳥善(浜松市)社長=は「全国から多くの経営者を呼ぶが、主役は静岡県。静岡に刺激を与え、ベンチャー精神を高める大会にしたい」と思いを語る。討論などのテーマは今後詰めるが、本県の製造業や農水産業、観光など地元色も織り交ぜながら構想を練るという。
 実行委ではSIBメンバーが分科会を構成し、行政や地元金融機関との連携、協賛・参加企業の募集を進めている。

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