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産学連携で貢献 研究者3人表彰 静大と浜松いわた信金

 静岡大イノベーション社会連携推進機構と浜松いわた信用金庫はこのほど、本年度の産学連携賞の表彰式を浜松市中央区の同大浜松キャンパスで行った。同大農学部の一家崇志准教授(43)ら産学連携で研究を進める教員3人を表彰した。

産学連携賞を受けた(左から)一家崇志准教授、福原長寿教授、菊池将一准教授=浜松市中央区の静岡大浜松キャンパス
産学連携賞を受けた(左から)一家崇志准教授、福原長寿教授、菊池将一准教授=浜松市中央区の静岡大浜松キャンパス

 静大産学連携奨励賞は、カテキン類の含有量を茶葉の遺伝子情報から予測する技術の確立で、効率的な新品種開発に寄与した農学部の一家准教授と、金属疲労破壊を原因とした事故防止へ、表面を改質して長寿命で強い金属の創製に取り組む工学部の菊池将一准教授(42)が受けた。
 同信金産学連携大賞は、二酸化炭素(CO2)を化学変換して資源化する研究を進め、学内にカーボンリサイクル技術研究所を設立した工学部の福原長寿教授(63)が受賞した。
 3人は川田善正機構長と高柳裕久理事長から各賞の表彰状を受け取った後、各自の研究を紹介し意欲を語った。企業との共同研究件数が学内トップクラスの福原教授は「研究技術を日本だけでなく、世界に浸透できるよう精進したい」と話した。

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